スタッフが紹介する院内

こんにちは。あろう動物病院動物看護部門です。
私たちが働くあろう動物病院の院内をスタッフ目線で紹介いたします。

スタッフが相談し、より働きやすく

あろう動物病院では、スタッフたちが働きやすいように相談しながら院内整備をしています。
『働きやすい=効率がいい』環境は、負担を減らすことができ、スムーズに業務を進めることができます。
よりよくするために、日々みんなで意見を出し合って工夫しています。

受付

受付体制と業務分担について

現在、受付スタッフは3人在籍しています。
基本的に2人はシフトに入るよう組んでいますが、休憩や有休などでスタッフが足りないときは、看護師がサポートに入ります。

受付カウンターでは、1人が会計対応、1人が入力作業と役割分担していますが、混雑時は2人で会計対応ができるようレジを中央に設置し、左右2か所のカウンターをあけています。

業務の負担と工夫

受付での事務作業はカウンター下での作業になるため、立った状態とかがんだ姿勢が多くなり腰に負担がかかります。
限られたスペースの中で入力作業は座ってできるよう、棚を移動するなど工夫しています。
長く勤務するために、効率だけでなく体への負担軽減も大切にしています。

スムーズな会計対応の工夫

お会計が一気に回ってくることもあります。
飼い主様・動物たちをできるだけお待たせしないために、受付裏にもパソコンを設置し、会計入力ができるようにしています。

待合室

快適な待合室とイベント開催

待合室では、猫の目隠しや動物用のブランケットとして飼い主様が自由に使えるタオルを設置しているなど、安心して過ごしていただける空間作りを心掛けています。
休診時間には、パピークラスやしつけ個別相談、こねこの教室などを開催することもあります。

待ち時間を楽しくする工夫

その時期によってやっているキャンペーンやイベントを掲示し、待ち時間も楽しんでもらう工夫もしています。うちの子が掲示されていると嬉しいと喜んでいただけています。

診察室

病院の苦手意識を和らげる取組み

悲しいですが、病院が苦手な子は多いです。
少しでも病院の嫌な記憶を薄めるために、院内で販売しているトリーツを容器に入れて、ごほうびとしてあげられるようにしています。

食べてくれるトリーツだと分かると、飼い主様が買いやすくなる効果もあります。

診察室の工夫とスムーズな対応

慣れない診察室で、急に動いたり排泄してしまったりはよくあります。
そんなときもすぐに対応できるよう診察室内にタオルやペットシートは常備しています。

また、診察に必要な物品は移動式のカートに入れて、不要な時は診察室から出して、広く使えるようにしています。
こうすることで、色々なところに物品を置く必要がなくなり、在庫管理、補充作業が最小限ですませることができます。

処置室

充実の医療機器

麻酔器を中央に設置し、オペ室とは別で酸素化やネブライザーなどで使用できるようにしています。

検査の進捗管理と効率化

検査中のカルテをまとめるためのトレーや、「検査中」「検査済」担当獣医師の名前などのタグを用意し、検査進捗や担当獣医師が混乱しないようにしています。
複数のスタッフが関り、複数の検査を同時に進行するため、無駄な確認作業が発生しないよう、ぱっと見てわかるようにしています。

薬剤室

調剤作業の効率化と時間管理

元々は狭い空間で調剤していたのを、人数や薬剤数の増加に伴い、作業性をよくするため広いスペースへ移動しました。
それに合わせ、新人でも調剤がスムーズになるようにするため、薬剤ごとに分別し、効能も記載しています。

調剤担当になると作業に没頭して時間感覚を忘れてしまいがちなので、時計を設置し、調剤にかかる時間の意識がしやすいようにもしています。

覚えやすい薬袋システム

あろう動物病院で使用している薬袋は、外用薬、外用予防薬、内服薬、内用予防薬の4種類です。
用途に合わせて薬袋を使い分けることで書き方も限定されるため、新人スタッフも覚えやすく、作業性もアップします。色分けもしているので、飼い主様にもスタッフにも分かりやすいです。
予防薬専用の薬袋は、投薬日が一目でわかるようにしています。

レントゲン室

自動データ転送による効率化と安全対策

カセット式から自動で撮ったデータが飛ぶようになっています。
電気を消すと真っ暗になり、足元が危ないため、暗くなると自動で点くライトを足元に設置して転倒やケガの防止をしています。

手術室

整理整頓の徹底

手術室は、特に整理整頓を徹底しています。すぐに必要な物を出せるように、その棚に入っているものをテプラで明記し、物の場所が分かりやすいようにしています。

きれいに収納できるよう壁に棚を設置し、収納力をアップさせています。

器具の用途別分け

大きな機械(電メスやスケーラーなど)はそれに必要な物品と一緒にして透明な箱に収納し、器具は用途に合わせてカストで分けています。
準備をより簡単に、そして準備もれがないように工夫しています。

休憩室

休憩の質を高めるための環境整備

休憩室として近所のアパートを借りています。
仕事場と休憩場所が完全に分かれているので、仕事と休憩のメリハリをしっかりつけることができます。

制服は休憩室で洗濯可能

制服の洗濯から乾燥まで、持ち帰らなくても休憩室で全て完結できます。もちろん、持ち帰って洗いたい人は持ち帰ってもOKです。

スタッフの学びの場としての休憩室

獣医師にはそれぞれの机が、看護師は勉強できる本が置いてあるため、勉強したいときにできるようになっています。本の貸し出しも可能です。

その他

分担表活用でスムーズな業務進行

分担表を作成し、看護師はその週ごとに保定や入院、オペ担当などの分担が事前に連絡されるためその日の自分の役割が分かりやすくなっています。

こうすることで、獣医師は外来や入院の指示を誰に出せばいいのかが明確になり、効率アップにつながります。

情報共有を促進するホワイトボード活用

入院中や預かり中の動物の名前や検査内容、入院理由等が記入されたものをホワイトボードに貼り、検査の進捗やどんな病気の子が入院しているのかを把握しやすくしています。

直感的に理解できる情報表示方法

順番待ちのカルテにタグを貼り、事前問診の有無や担当医、診察前の検査内容やそれが終わったのかなどを分かりやすくしています。
できるだけ、パッと見て情報が伝わるように工夫しています。